2008年 12月 13日
鑑賞日:08.12.12 鑑賞場所:シネマ・イクスピアリ ずっと「ひとりぼっち」だったから ずっと「いっしょに」いたかった <ストーリー> (Cinemacafeより引用) 29世紀。人類が逃げ去ったゴミだらけの地球で、700年もの間、気の遠くなるような孤独の中で生きてきたゴミ処理ロボットのウォーリー。ある日、彼の前に、見たことのないようなピカピカのロボット・イヴが現れる。生まれて初めての出会いに興奮するウォーリーだったが、彼女には地球の未来を変える、驚くべき秘密が隠されていたのだ。ウォーリーは宇宙船にさらわれたイヴを救うべく、未知なる宇宙へと旅立つ――。 <感想> いつもながらPIXARの仕事振りには感心させられる。 今回の主役は、ロボット。それも、オンボロのゴミ処理ロボット。 人間が残していった空き缶やら電子機器のゴミを集めては立方体に固めて積み上げていく。 ロボットはしゃべらない(イヴとの会話は別として・・・)ので、そのしぐさで感情表現をしなくてはならないので、描画の仕方が非常に難しいと思うのだが、長年培われてきたCG技術がそれを可能にしてきたと思うが、やはり、描く人のアーチストとしての感性が重要だと感じる。 ゴミだらけにしたあげく、動物も植物もいない地球を捨てた人類が、ロボットたちの介助を受けながら、毎日がバカンスのような生活を巨大宇宙船でおくっている姿が現代の皮肉に思えた。運動不足の上に低い重力のために、誰もがデブデブの肥満体なのも笑わせる。 実際、長期間宇宙で生活すると骨が溶け出すって聞いたことがある。 後半、地球へ帰ろうとする船長とそれを阻止しようとするパイロットロボットとの戦いは、「20世紀宇宙の旅」を彷彿とさせる。実際、バックで流れていた曲で分かったが・・・。 ロボット同士の愛って、ロボット本来の機能としては持たせてはいけないもの─だって、感情を持ってしまうと人間が出した指示に逆らって、思わぬ危険が生じる可能性がある─だから、この話はフィクションのままであってほしい。 ただし、現代のような資源を無駄使いし続ける社会のままでいると700年後の地球は、描かれていたようなゴミの山となっているかも知れない。 <余談> 毎回のお楽しみ、本編前のショートムービーが秀逸。
by dosanko0514
| 2008-12-13 14:51
| 映画は楽しい
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