2009年 02月 08日
映画鑑賞記「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
鑑賞日:09.02.06 鑑賞場所:シネマイクスピアリ

それは─誰もが逃れられない<運命の愛>

<ストーリー> (Cinemacafeより引用)
 1950年代のアメリカ。エイプリル(ケイト・ウィンスレット)とフランク・ウィーラー(レオナルド・ディカプリオ)の夫婦は、2人のかわいい子供に恵まれ、美しい家で暮らし、誰もが憧れる理想のカップルだった。ただ、外見の充足や周囲からの賞賛とは裏腹に、彼らは互いの心に若き日に抱いたある思いを潜ませていた。それは、フランクのヨーロッパで成功するという野望、エイプリルが追い続けた女優への夢――。彼らは、それぞれの“輝かしい未来”と“完全なる自己実現”のため、大きな賭けに出ることを決意する。やがて、ふたりに訪れる葛藤。だが、その大きな運命の渦の中で今、この瞬間、ふたりの愛が試されるときが訪れようとしていた…。
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<感想>
 夫婦を題材にして、二人の夢と現実とのギャップが、人生を大きく揺さぶることを描いていると感じた。

b0070020_1434481.jpg会社勤めのフランク、毎日が怠惰にも感じられるが、時折浮気にも走ったりして、それなりに楽しんでいる。
一方、二人の子供の世話をしながら、都会から離れた一軒家で過ごすエイプリルは、女優になりたい夢を心の奥底に秘めながら、夫の帰りを待つ。
それでも幸せな時間はありそうだけれど・・・・。

先に動いたのはエイプリル。 いぶかしがるフランクにパリへ移住しようと持ちかけた時の、心が全開になった笑顔が印象的。
フランクも、妻の真剣さに後押しされて、会社を辞める決意をするが・・・、たまたま、自分の仕事で大きなチャンスが来てしまったから、微妙な葛藤に苛まれる。
そして、当のエイプリルにも、願っていない妊娠が発覚し、二人は再び心の隙間ができてしまう。

お互い、口に出すまいとしていた鬱積がある日、精神病を患っている男の言葉から爆発してしまう。
それからは、悲しい結末へと展開してしまうのだが、
男から見て、妻を愛することが、どんな方法で示せばよいのやら、とても考えさせられた。

自分の幸せ、周りの幸せ。 どれを取れば良いのか?
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重いストーリーなのだが、二人の会話には、惹きつけられる何かがあった。
それだけ、感情移入できたということだろうか?
ディカプリオもウィンスレットも、「タイタニック」の共演から月日がたったが、さらに成長した大人の演技を見せてもらった。

<余談>
監督のサム・メンデスは、ケイトの夫だったんだ・・・。
ラブ・シーンをレンズ越しに見ている心境って、どうなんだろう?(笑)
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by dosanko0514 | 2009-02-08 14:06 | 映画は楽しい | Comments(6)
Commented by mezzotint at 2009-02-08 22:45 x
今晩は★☆
TBありがとうございました。エキサイトさんにTBが貼れなく
なっております。そんなことで、コメントにて失礼します!
ケイト・ウィンスレット、素晴らしい演技でした!
心病む女性を見事に演じていましたね。レオ君も食われたな
と思いました。脇を固めるキャシー・ベイツもさることながら、
やはりマイケル・シャノンのあの存在感と夫婦関係の裏を
見抜いたのも印象的でしたね。
Commented by dragonfly at 2009-02-08 23:59 x
サム・メンデスは、「人生の空虚を如何に埋めるか」考えると
不幸になるよ、と言っているのかしら、『アメリカン・ビューティ』同様に。私はこの手の映画がかなり好きです。

先週見ました。映画の日二本立てで、最初が『マンマ・ミーア』、あとがこれ。順序が逆のほうが幸せに浸れたよね、きっと。
Commented by dosanko0514 at 2009-02-09 08:30
mezzotintさん、コメントありがとうございます。

>エキサイトさんにTBが貼れなくなっております
え? そうなんですか? (知らなかった~)

ケイト・ウィンスレットの演技力には、参りました・・・・。
非常に難しい人格を演じきりましたよね。

>マイケル・シャノンのあの存在感
こちらも、心を病んでいる人を演じていました。 ちょっと恐かったですが(笑)
Commented by dosanko0514 at 2009-02-09 08:35
カトンボさん、おはようございます!

>「人生の空虚を如何に埋めるか」考えると不幸になるよ、と言っているのかしら
なるほど、心の穴を埋め合わす何かって、本人でできることとできないことがあるなあって思いました。

観終わって、何が幸せなのか考えさせられました。

>最初が『マンマ・ミーア』、あとがこれ。
女性が喜ぶ2大作品ですね(笑)
確かに、この映画を先に見とくべきだったかも?(笑)
Commented by 小夏 at 2009-02-09 11:21 x
老若男女、既婚未婚で評価に差が出るのかもしれませんが、
私はこの夫婦(特に妻の方)に全く共感できなかったんですよ。
う~ん、「全く」と言っちゃうと語弊があるかな。でも、終盤に差し掛かるに連れてケイト演じる妻が心底憎々しく思えてきちゃってダメでした。
こういうマイナス感情が煽られる作品というのも珍しい・・・それだけ絶賛モノの演技力ということなのでしょうけど。
いや、ホント凄い女優になったもんですね。もちろんディカプーの上手さは言うまでもありませんが。
Commented by dosanko0514 at 2009-02-09 12:51
小夏さん、お久しぶりっす!

>でも、終盤に差し掛かるに連れてケイト演じる妻が心底憎々しく思えて
はい、そこでフランクが葛藤するわけですよ、「葛藤」。
そのまま妥協しちゃうのが、世間一般の考え方なのでしょうが、この原作者は違う結末を用意するんですよね。
フィクションですから、大いに観る者を考えさせてくれればよしとしましょう。
ボクも、エイプリルには賛同しかねますが・・・(笑)
ケイトの素顔って、とってもキュートでした!


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