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2009年 10月 10日
映画鑑賞記「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」
鑑賞日:09.10.10 鑑賞場所:シネプレックス幕張

太宰治 生誕100年。 
ある夫婦をめぐる「愛」の物語。

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<ストーリー> (Cinemacafeより引用)
 戦後の混乱期。酒飲みで多額の借金をし、浮気を繰り返す小説家の大谷(浅野忠信)。夫が飲み屋・椿屋で踏み倒した酒代を肩代わりするため、妻の佐知(松たか子)はそこで働くことに。水を得た魚のように、生き生きと働く佐知の美しさと明るさに惹かれて、椿屋はたちまちお客でいっぱいになる。やがて、彼女に好意を寄せる真面目な工員・岡田(妻夫木聡)や、かつて想いを寄せていた弁護士の辻(堤真一)などが現れ、心揺れる佐知。そんな中、大谷はバーの女・秋子(広末涼子)と姿を消してしまう…。




<感想>
世の中、いろいろな夫婦がいるが、これほど危なっかしい関係でありながら、しっかりとした絆で結ばれている夫婦の物語だった。
映画鑑賞記「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」_b0070020_22233418.jpg毎晩、酔っ払って帰ってくる夫。それも、入り浸りの飲み屋の売上金を盗んできたとしたら・・・。妻としてはたまらないだろうなあ。おまけに、愛人と逃げて心中未遂まで起こすなんて。

でも、主人公の佐知は前向きに夫と接するんだな。
絶望のその先に希望があるように、自分で切り開くその姿に惹かれてしまう。
だから、佐知に好意を寄せる男たちがいたのだろう。

映画鑑賞記「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」_b0070020_22235248.jpg毎晩、「あなた、お帰りなさい。 お食事済ましていないのでしょ?」なんて言われてみたい(笑)

ストーリーに引き込まれて気づかなかったが、戦後直後のセットが実にリアリティがあったし、カメラアングルも巧みだった。
主演の松たか子はもちろん、浅野忠信らキャスト陣も良かった。

by dosanko0514 | 2009-10-10 22:25 | 映画は楽しい


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