人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2005年 01月 11日
青色発光ダイオード訴訟和解に思うこと
今日の和解は、双方にとって納得できないだろうが、ボク自身妥当な線かな?と思う。
青色発光ダイオード訴訟和解に思うこと_b0070020_23365839.gif

 最高裁に期待したかったが、やむを得ない決断――。青色発光ダイオード(LED)訴訟で東京高裁の和解勧告に応じるにあたっての心境について、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授はこう述べた。朝日新聞の取材に対して見解を寄せた中村教授は「日本では、もう技術者たちは仕事をする意欲がなくなるのではないか」と失望を隠さなかった。
(中略)
また今回の決着について「日本は大企業を重んじ、個人の権利を全く無視した国家であったのが証明されたと思う」「これからは講演等を通じ、理系を目指す人にはぜひ、実力が収入に反映される米国に来るよう勧めたい」と述べている。(朝日新聞より)

中村さんの発言、ちょっと変に感じた。
200億円から8億4千万円に減額されたからとは思わないが、ノーベル賞をもらった田中さんに見られるような謙虚さが全く感じられない。
確かに、世紀の発明なのだが、企業あっての成果だという前提を無視しているように思える。
以前、この発明に関する逸話を雑誌で読んだ。
会社から相手にされない研究を黙々と続けて発明したが、その後の待遇を巡って会社と対立して退社することになる・・・。
現在は、多くの会社で社内での発明に対する対価に関する社内規則を作り、仮に大発明した場合、相当額の報償がもらえるようになっている。
だから、中村さんが言うような日米での発明の対価に関する差は埋まりつつある。
本当に発明で大金持ちになりたかったら、エジソンみたいに自分で会社でも作りなさい。
日本の若き技術者には、ああなって欲しくない。

by dosanko0514 | 2005-01-11 20:26 | ちょっと気になる


<< iPod shuffle      しばれてるぞ~ >>