2005年 03月 19日
映画鑑賞記「ロング・エンゲージメント」
鑑賞日:05.03.18  場所:AMCイクスピアリ16
3年前ヒットした映画「アメリ」のジュネ監督と主演オドレイ・トトゥが再び組んだフランス映画。
フランスでは、公開後、「これはアメリカ的過ぎてフランス映画じゃない」と論議を呼んだそうだ。
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確かに、「アメリ」のつもりで見たら、ヤケドしそう(笑)



舞台は、第一次世界大戦下のフランス。ドイツ戦線の最前線に送られ、自ら利き腕を負傷したかどで軍法会議から死刑宣告を受けた5人の兵士の中に、マチルド(トトゥ)の婚約者であるマルクの姿もあった。5人は銃殺ではなく無防備のままドイツ軍とにらみ合う境界線に追いやられるのであった。その後の総攻撃でフランス兵士はほとんど敵の銃弾に倒れてしまう。
それから3年、愛するマルクの死を受け入れることができないマチルドは、いつか帰ってくると信じ探偵を雇い、また自らマルクの戦友らを捜し求め、マルクの消息を確かめようとした。そして・・・・、驚くべき真実が彼女に知らされる。


冒頭から、重苦しい戦闘シーンが繰り広げられる。銃弾が飛び交い砲撃で土が高く舞い上がり臨場感たっぷりで、とてもリアルに描かれている。
一方、マチルドの住むブルゴーニュ地方の海辺の家々は質素だけれどとても味わいのあるたたずまいを見せてくれる。
そして、マチルドのちょっとファンタジックな思いをジュネ監督は巧みな映像技術で描いてみせる。
マチルドを演じるオドレイ・トトゥはアメリの演技で一気に大スターの仲間入りをしたが、この映画の中でもポリオの障害を持ちつつ、強い精神力を持った女性を見事に演じきっている。トトゥを支える俳優陣も「アメリ」で共演した人も多く息の合った演技に好感が持てた。女優では、「TAXI」や「ビッグ・フィッシュ」に出ていたマリオン・コティヤール(結末が可哀想だが・・)、アメリカの大女優(ここでは名前を伏せる)がこれまた好演している。
ジュネ監督は、この映画の原作を読んで、早くから映画を作りたいと思っていたそうだが、アメリでオドレイ・トトゥと組んでようやくマチルド役が決まり、映画制作ができると確信したそうだ。
オドレイ・トトゥ、決してグラマーではないし、はっと息を呑む美人でもないが、アメリで見せたちょっとコケティッシュな面と憂いをもった表情がとがミックスされた不思議な女優だ。 今回もさらに強い印象をボクらに植え付けてくれた。

フランス語が分かるともっと映画の中の会話で楽しめただろうに・・・。(残念)
★R-15です。わいせつな表現があるからではなく、戦闘シーンがリアルがためです。覚悟して観て下さい。
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by dosanko0514 | 2005-03-19 14:57 | 映画は楽しい | Comments(0)


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