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2007年 06月 17日
シブヤ大学 11回目講義
今回の授業は、まもなくラフォーレ原宿を中心に開催される
ショートショート フィルムフェスティバル」の実行委員長・東野正剛さんの講義で、
ショートフィルム★ストーリー
というタイトルで行なわれた。

映画好きのボクも、短編映画には、全く縁が無かった。

シブヤ大学 11回目講義_b0070020_8354552.gif日本でのショートショート フィルムフェスティバルの歴史は、1999年に、俳優の別所哲也さんがスタートさせたもの。
当初は、アメリカ映画を中心に行なってきたが、今では、アジアも含め全世界から、毎年2000本近い作品が寄せられ、アカデミー賞公認映画祭ともなって、名実ともに、世界的な短編映画祭となった。

ケアコミュニティ・美竹の丘の多目的ホールを会場にして、生徒200名近く集まっての授業だったが、2時間があっという間に終わってしまった。

というのも、
過去のフェスティバルで賞をとった、短編映画の傑作を6本上映してくれたからだった。

短編映画を観たら、「映画って長けりゃいいってものではない!
というのを、再認識した。
商業主義に走って、意味の無いシーンを延々と見せられる映画界の昨今。
わずか3分から10分のストーリーながら、我々の心を確実につかむ短編映画が存在していることに、驚きを隠せなかった。

このフェスティバル、一週間にわたって行なわれるのだが、うまく時間が取れれば観に行きたい。

<余談>
来月からシブヤ大学の受講は抽選方式に・・・、連続受講記録はここで途絶えるか?




6つの短編作品紹介

  • Puppies For Sale (邦題:子犬売ります)

    • 1999年出品

    • 足に障害を持つ子犬を買ったお客は・・・・

    • 名優、ジャックレモンが主役を買って出た


  • The Light of the Darkness (邦題:暗闇の光)

    • 2000年出品

    • 真夜中、ガス欠の車に独りの女性が取り残されて、近づく人影・・・・

    • 最後のどんでん返しが絶妙


  • Indecision (邦題:優柔不断)

    • 2004年出品

    • 女性とこのままでいようか、別れようか、迷う男、揺れ動く心・・・・

    • 男と女の場面を斬新なカメラワークでつなぐ


  • The Platform (邦題:プラットホーム)

    • 2002年出品

    • 独り駅のプラットホームにたたずむ男、視界に白い布をまとった人間が・・・

    • セリフがないけれど、インパクト十分


  • Offside (邦題:オフサイド)

    • 2002年出品

    • 第一次大戦、対峙する英独兵士たち、そこにサッカーボールが・・・

    • ワールドカップの年だったから話題性十分、感動のラスト


  • The Shot (邦題:ショット)

    • 2003年出品

    • 民族紛争の先頭地区に飛び込んだ二人のカメラマン、臆病な一人に、「このタイミングを撮る事を楽しまなくては・・・」そういって飛び出したもう一人のカメラマン・・・

    • 戦争の悲惨さを、ストレートに訴えかける作品




by dosanko0514 | 2007-06-17 10:59


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