2010年 02月 13日
映画鑑賞記「インビクタス/負けざる者たち(INVICTUS)」
鑑賞日:10.02.12 鑑賞場所:シネプレックス幕張

ひとつの願いが、本当に世界を変えた物語

<ストーリー> (sinemacafe.netより引用)
 アパルトヘイト撤廃を導き、南アフリカ共和国大統領となったネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)。それでもなお色濃く残る、白人と黒人間の差別や経済格差の是正を目指し、彼は同国代表のラグビー・チームのキャプテン、フランソワ・ピエナール(マット・デイモン)と手を結ぶ。そして、白人と黒人によって結成されたチームで、ワールドカップへの出場を目指す。
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<感想>

この映画を観るまで、1995年に南アフリカで開催されたラグビー・ワールドカップにこんなドラマが隠れていたとは知らなかった。

b0070020_12542664.jpg長く続いたアパルトヘイトで悪化した白人と黒人間との融和は、とても容易ではなかっただろう。
白人に支配され続け、数多くの差別と迫害を受けてきた黒人たちの白人への恨みはそう簡単に消えていなかったに違いない。 
映画でも、ラグビーチーム「スプリングボクス」のカラーを嫌って、それを変えようと活動した黒人たちが描かれていた。

b0070020_12544485.jpgそんな、実現不可能と思われた国民の融和を、なんとスポーツを通じて成し遂げたのが、ネルソン・マンデラ氏だ。
映画の中でマンデラ氏は、投獄した白人を赦すことが重要だと説いた。そうしないとこの国の未来はないと。
地元で開催となったラグビー・チームに対しても、「国民全員が応援している。その力をもらって戦えば不可能なことはない」と勇気付けた。
b0070020_1255333.jpg果たして、地元南アフリカのチームは強豪を次々と破り、決勝の「オール・ブラックス」(対日本戦で145点という世界記録を樹立!)との戦いは延長にもつれる熱戦だったが、最後の最後に劇的なドロップゴールを決めて、初出場初優勝を成し遂げる。

b0070020_1255225.jpgこの快挙で国民の気持ちが一つになり、融和が生まれてきたことは素晴らしいことだと思った。
ノーベル平和賞を受賞したマンデラ氏の功績はこれからも語り続けられるだろう。

実話を基にした映画なので、緊迫したり意表を突くシーンは少なかったけれど、イーストウッド監督の丁寧な映画作りに安心して観ていられた。

ラグビーの試合は、本物から比べると迫力はイマイチだったが、マット・デーモンも決して大きくない体で密集に飛び込んでいたのには脱帽。
モーガン・フリーマンはちょっと大柄なマンデラ氏だったが、雰囲気は大統領そのもの。

勇気をもらった。

<余談>
INVICTUS :ラテン語で「不屈」を意味する言葉
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by dosanko0514 | 2010-02-13 12:55 | 映画は楽しい


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