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2005年 09月 24日
強暴化したハリケーン発生の原因は?
1000名以上の犠牲者を出した先の「カトリーナ」に続いて、一時歴代3位まで勢力を強めた「リタ」がテキサス州を襲おうとしている。
23日付け朝日新聞に気になる記事がある。
 ハリケーンは中心気圧や風速などで五つの勢力に分類されるが、米ジョージア工科大のピーター・ウェブスター教授らは16日発行の米科学誌サイエンスで「カテゴリー4~5の最強レベルに発達する割合は、過去30年間に1.5倍以上に高まった」と報告した。
 「強暴化」の大きな要因は海面水温の上昇だ。ウェブスター教授らによると、北大西洋の夏の平均海面水温は過去35年間で約0.5度上昇した。NOAAも先月初め、ハリケーン発生海域の7月末の水温が例年より0.5~2度ほど高いことなどから、カテゴリー3以上のハリケーンが例年の2~3倍発生するとして「ハリケーンに弱い地域の住民と政府関係者は、準備が不可欠だ」と警告していた。

ハリケーンに限らず、日本に来る台風も昨年、上陸回数で過去最高を記録したのは記憶に新しい。
その原因が海面水温の上昇にあるのは間違いところ。
そして、それが、地球温暖化と関係があるのか、無いのか?
 海面水温の上昇が、地球温暖化の影響かどうかについては、見方が分かれている。ウェブスター教授らは「判断するには、さらに長期的な観測が必要だ」と慎重だ。

と言っているが、ボクは、間違いなく関係があると思う。
長期的な観測でその裏付けを取るのは大切だが、今しなければならない温暖化対策をおろそかにして、「実は原因は地球温暖化だった」と後年言われないように、各国政府は気を引き締めるべきだろう。
特にアメリカは。
ハリケーン避難のため、ガソリンをたくさん消費する自家用自動車で渋滞するハイウェイ上であえいでいる姿は、なんと皮肉なことだろう。

by dosanko0514 | 2005-09-24 16:51 | ちょっと気になる


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