2006年 01月 02日
映画鑑賞記「ニュー・シネマ・パラダイス(Nuovo cinema Paradiso)」
鑑賞日:06.01.01 観賞場所:シネ・スイッチ銀座
1989年に公開された伝説の傑作がデジタル・リマスター版として蘇り、期間限定で再上映された。
映画って本当に素晴らしい!(公式HP
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<ストーリー>(公式HPより抜粋)なぞるとよく読めます
中年の映画監督サルヴァトーレが夜遅く帰宅すると、彼の留守中、故郷のシチリアにいる母親から電話がかかっていた。アルフレードが死んだ、という伝言だった。
アルフレードという懐かしい名前で、サルヴァトーレの脳裏には故郷のシチリアの村での記憶が、まざまざと蘇った。

当時、トトと呼ばれていた少年サルヴァトーレは、母親のマリアと妹との三人暮らし。
トトの父親は第二次世界大戦後もロシア戦線から帰還していなかった。
ある時、母親の買い物を言いつけられ、その買い物の代金で映画を観てしまい、母親にひどく怒られた。
トトを魅了していたのはパラダイス座の映写室であり、魔術師のように映写機を操る映写技師のアルフレードだった。
当時の映画には検閲が行われていて、検閲にあたっていたのは司祭だった。
客席に一人腰掛けた司祭は、キス・シーンになると鈴を鳴らし、鈴の音を聞いた映写技師のアルフレードは、フィルムのキス・シーンの箇所に紙切れを挟み、後でカットするのだった。
映画館はジャンカルド村の唯一の娯楽の場だった。村の人々はパラダイス座で上映される喜劇に笑い転げ、メロドラマに泣き、映画を心から愛していた。
トトはいつもパラダイス座の映写室に入り込む機会を窺っていた。しかし、根は優しいがぶっきらぼうのアルフレードは、いつも映写室からトトを追い出そうとするのだった。その頃のフィルムは可燃フィルムで、危険だったからだ。
だが、トトは決して諦めず、アルフレードと巧妙な取引をして、この聖域に入り込んだ。映写室でトトは、検閲でカットされたシーンのフィルムを集めた。それは禁じられたキスや抱擁のシーンであり、こうしたフィルムの断片はトトの宝物だった。
ある日、上映中、突然フィルムに火がつき、パラダイス座は瞬く間に火に包まれた。トトの懸命の努力によってアルフレードは一命を取り留めたが、火傷が元で失明してしまう。
パラダイス座は再建された。そして失明したアルフレードに代わってトトが新しい映画館の映写技師となった。
青年に成長したトトは、銀行家の娘エレナに恋をし、懸命な求愛がようやく実り、エレナと愛しあうようになった。だが、エレナの父親は、豚利の恋愛を認めようとしなかった。エレナの一家はパレルモに引越し、トトはローマで兵役についた。除隊後、ジャンカルド村に戻ったトトの前にエレナは二度と姿を現さなかった。
アルフレードに勧められてトトはシチリアを後にした。
それから30年の年月が経っていた。映画監督になったサルヴァトーレは、アルフレードの死の知らせを受け、葬儀に出るためジャンカルド村に帰ってきた。彼が少年時代の大半を過ごしたパラダイス座は廃館となり、駐車場に姿を変えようとしていた。パラダイス座の常連だった人々もすっかり年をとり、葬列に加わっていた。
サルヴァトールは、アルフレードの形見のフィルム缶を手にしてローマに戻った。
試写室でアルフレードのフィルムが映写される。
そこに映し出されたのは・・・。
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<感想>
シチリアを舞台にした、とてもノスタルジックで、かつ、ユーモアも人情にもあふれた心温まるストーリーは、今観ても感動以外の何物でもない。
なんと言っても、トトとアルフレードの父と子とは違えど、とても深い絆と友情が全編に流れている。
アルフレードは、映画が好きで好きでたまらないトトを本当の子ように愛し続けたのだろう。だから、青年になってシチリアに戻ってきたトトを、冷たくシチリアから追い出したのかも知れない。
戦後のイタリアも日本と同じように映画が娯楽の中心だったようだ。
今でこそ、映画館に人々が戻りつつあるが、当時はテレビもビデオも無かったから、映画館が街の中心にあって、ちょっとでも上映が遅れると人が騒ぎ出すのは良く分かる。
映画館の雰囲気も昔の方が楽しそうだな。 大いに笑い、泣き。こっちのほうが健康的だ。
監督のトルナトーレは、33歳でこの作品を作ったそうだ。すごい才能だと思った。
そして、巨匠エンリオ・モリコーネのテーマ音楽は、しばらく脳裏から離れない。名曲だ。
映画ファンだったら、一度は映画館で観ておきたい珠玉の作品だ。
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シネ・スイッチ銀座では1月20日まで・・・。
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by dosanko0514 | 2006-01-02 10:08 | 映画は楽しい


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