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2006年 10月 14日
映画鑑賞記「ワールド・トレード・センター」
鑑賞日:06.10.13 鑑賞場所:シネマ・イクスピアリ16

 今でも鮮烈に脳裏に焼きついている「9.11アメリカ同時テロ」。
あれから5年が経ち、あの悲劇を基に制作された映画が今年、相次いで公開された。
本作品は、最も犠牲者が多かったニューヨーク、マンハッタンにそびえていたワールド・トレード・センター崩壊の中で奇跡的に救出された二人の警官の姿を通して、その時、そこにいた人は何を考え、どう行動したかを、観るものたちに伝えようとしている。
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<ストーリー> (公式HPより抜粋)
 2001年9月11日火曜日の朝、ニューヨーク港湾局警察では班長のジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)による勤務配置の通達が行われていた。「お互いを守り合い、事故のないように」という班長の言葉とともに、警察官たちはそれぞれの現場へと出発。ウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)はバス・ターミナルの担当だった。
午前8時46分、ニューヨークの街がかつてない巨大な地響きに包まれた。世界貿易センター北棟(タワー1)に旅客機が激突。現場の警察官たちは全員本部に呼び戻され、退去命令が出たタワー1の緊急避難援助チームが急遽結成された。リーダーは班長のマクローリンで、ヒメノもメンバーの一員となった。現場に近づくにつれ、彼らは言葉を失っていく。炎と煙に包まれるタワーと、粉塵の中で傷ついて逃げまどう人々――それはこれまでに見たこともない光景だった。さらに南棟(タワー2)にも旅客機が激突したという情報が入る。93年に起きた爆弾事件を経験し、あらゆる災害に備えていたはずのマクローリンですら、目の前の事態にただ呆然としていた。
映画鑑賞記「ワールド・トレード・センター」_b0070020_171621.jpgタワーの階上で救出を待っている人々のため、マクローリンとともにビルの内部に入ることを志願したのはヒメノ、ドミニク(ジェイ・ヘルナンデス)、アントニオ(アルマンド・リスコ)、クリス(ジョン・バーンサル)の4人。緊急装備に身を固め、地下1階からタワー1に向かおうとする彼らに、タワー2の異変を知らせる無線が入ったその時――頑丈なはずのエレベーター・シャフトが音を立てて崩壊を始める。
「逃げろ!」。マクローリンの必死の叫びをかき消すような轟音とともに柱と壁が押し潰され、瓦礫が彼らの頭上から降りかかってくる。信じ難いことに、ビル全体が崩れ落ちようとしているのだった…。
気がつくと、うずたかく積もった瓦礫に体を挟まれているマクローリンとヒメノだった。
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マクローリンとヒメノの家族は錯綜するTV報道に釘付けになっていた。唯一の情報は、崩れ落ちたタワーに彼らが向かったということだけ…。マクローリンの妻ドナ(マリア・ベロ)は父親を心配する4人の子供の前で気丈に振る舞い、一方ヒメノの妻アリソン(マギー・ギレンホール)は幼い子供とお腹の中に宿った新しい命を抱えて混乱している。「夫は必ず戻ってくると信じている」――彼女たちもまた、家族に支えられながら2人と同様に闘っているのだった。

<感想>
恐らく、タワーにハイジャックされた旅客機が突っ込むことなど誰も想像していなかったことだろう。
「下手なパイロットが軽飛行機をぶつけただけさ」などと冗談めかして言っている場面もあった。 しかし、突入の衝撃と航空燃料の高熱のため、ビルを支える頑丈なはずの鉄骨も持ち堪えられなくなって、タワーは一瞬のうちに倒壊してしまった。映画鑑賞記「ワールド・トレード・センター」_b0070020_1715546.jpg
映画の中では、その模様はテレビの映像だけだったが、とてもショッキングな光景だ。
あの崩落の最中、地下にいた主人公の2人は生きていたこと自体奇跡的だった。
重たいコンクリートや鉄骨に挟まれ、痛さも尋常ではなかったはずだ。
そして、もう1人生き残った同僚のドミニク。彼だけは身動きできたため、外に脱出できたはずだったが、ヒメノを助けようとしていて2次崩落で命を落とす。
ドミニクの最期の瞬間が痛々しかった。
残った2人は、絶望の中で、まだ生きようとする姿が感動的だ。
眠ってしまわないように、お互い自分の家族の話をしたりする。

一方、崩壊現場と同時進行で、タワー崩壊をテレビで知った、2人の家族を丹念に描いている。
いつも危険な任務な警官の妻とは言え、想像を絶する光景を目にすれば、絶望になるのも無理も無い。 音信がないことを一縷の望みと思って、気丈に振舞っていた姿に涙する。
2人を発見したのは、自らの信念で単身乗り込んだ海兵隊員だったいうのには驚いた。
こういう非常事態な時には、彼のような鬼気迫る人間も必要なのかな? ちょっと引くけど。
発見を受けて、緊急救助作業が始まるが、ここの場面、一番のハイライトなのだが、あっけなく救出されてしまうので、もうちょっと助けた人にもスポットライトをあてても良かったのでは? 

生還した2人はと再会した家族もとても幸せそうで本当に良かったと思ったのだが、病院の廊下に張り出されていた、探し人の写真を思い出して、彼らの家族を思うと複雑だった。
タイトルバックに、多くの殉職した警官の名前が載っていた。
全部で2700名以上の犠牲者を出した、ワールド・トレード・センターの悲劇。
決して忘れない。

by dosanko0514 | 2006-10-14 17:08 | 映画は楽しい


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