2007年 08月 16日
鑑賞日:07.08.15 鑑賞場所:シネマ・イクスピアリ 「トイ・ストーリー」から「Mr.インクレディブル」までディジタル・アニメーションのトップランナーを走ってきたDisney/Pixarが今回生み出したこの作品のテーマは、 「世界で最も“おいしい”映画」。 料理が苦手な見習いシェフとシェフになりたいねずみのレミー その出会いは“おいしい”奇跡のはじまり・・・。 <ストーリー> (シネマカフェより引用) パリ郊外に暮らすネズミのレミーは料理に夢中で、愛読書は今は亡き天才シェフ、グストーの料理書。そんな彼が住みかを追われ、たどり着いたのはグルメの天国、パリ。しかもあのグストーの残したレストランだったのだ! そこにはグストーの息子を名乗るリングイニという新米シェフが、何一つまともにできずにキッチンを右往左往していた。レストランにとって、ネズミは史上最悪の敵。だが、料理への飽くなき情熱を抑えられないレミーは、またしても大失態をやらかしたリングイニを見事な料理の腕前で助けてしまう。余りにも場違いな世界に足を踏み入れてしまったレミーの冒険は、やがて世界中のグルメたちを揺るがす大事件に発展するのだが…。 <感想> 映画には、実写とアニメという二つの技術的なカテゴリがあるが、今や、作品性で言うと実写版を凌駕しそうな出来のものが多く世に出ているだろう。 ピクサー作品は、どれをとってもその枠の中に入る。 この「レミーのおいしいレストラン」(英語題:Ratatouille)、ねずみが主人公で、舞台がそのねずみを最大の敵とするフレンチ・レストランという設定は、アニメでないと描けない世界だろう。 ねずみのレミーが作り出す料理は、パリの料理評論家たちをうならせる。しかし、この料理の作り手を明かすわけにいかない・・・・、この葛藤を巡り、キッチンでのドタバタが繰り広げられるのだが、観る側にハラハラ感を持たせつつ、次々と難題を乗り越えていくストーリー展開は、賞賛に値する。 特筆すべきは、-いつも感心するのだが-、アニメの動きの精密さ、風景の美しさ。 だから、キャラクターに対する感情移入もスムーズだし、ストーリーに集中もできる。 今どき、「食の安全」が世間の話題をさらっているので、後半、料理の種明かしをした場面からの展開は興味があった。 結局、グストーの店は閉鎖となり、レミーの料理はもう味わえないのかな・・・、と思っていたら、ラストはハッピーエンド! それにしても、「ラタトューユ」の意味は「ねずみの・・・?」だったのね。 <おまけ> ピクサー作品のお楽しみ、本作上映前の短編映画は今回も傑作!
by dosanko0514
| 2007-08-16 11:44
| 映画は楽しい
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