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2007年 09月 15日
シブヤ大学 13回目講義
シブヤ大学も1周年。 考えてみたら皆勤賞!(笑)
今日は、1周年記念集中講義の初日。 今日は連続受講なのだ。
ボクがまず、受講したのは、
「MOTTAINAIはこうして始まった!もったいないとワンガリ・マータイさん」
2004年ノーベル平和賞受賞者でケニアの前環境副大臣、ワンガリ・マータイさんが2005年に来日したときに「もったいない」という日本語に感銘を受け、その後、世界のあちらこちらで「MOTTAINAI」を世界の環境保護の合言葉にと提唱しつづけている、その発端となった仕掛け人が、今日の講師、真田和義さんなのだ。

講義の前半は、真田さんが毎日新聞社に入社してから、マータイさんに出会うまでの記者生活での思い出を披露された。 その中で、日本の考古学を大きく揺るがした、旧石器発掘の捏造スクープ記事で数々の賞を取ったそうだ。
ボクも良く覚えている。

さて、後半の本題、功績を認められ東京に赴任(真田さんはずっと北海道支社勤務)してから、何に取り組もうか悩んでいたところに、マータイさんの記事が眼に入り、コレだ!とピンときたそうだ。
それから、ケニア大使館はじめ、あちこちに掛け合ってマータイさんの来日に向けて奔走した中で、たまたま事前勉強のために立ち寄った環境省の当時の副大臣から「もったいないという言葉を広げたい」という話を聞いた真田さん、そこでマータイさんに言わせる作戦を思いついたそうだ。
シブヤ大学 13回目講義_b0070020_22494935.jpg「もったいない」という言葉の裏には、日本人の持つ、ものを大切にする精神が良く現れていて、資源のムダを防いで環境保護につなげるには最適の言葉だと思い、来日するマータイさんの活動にも通ずるものがあった。
マスメディアに「もったいない」という言葉を印象付けるには、マータイさんから発信してもうことが最大の効果が得られると考えたそうだ。

真田さんの思惑通り、マータイさん自身もこの言葉に賛同して、来日直後から会談した要人に、「もったいない」の素晴らしさ訴え続けた。
当然、当時の首相の小泉さんに対しても・・(写真:官邸HPより引用)
そして、今や、アメリカ大統領候補のヒラリーさん、オバマさんにまで、この言葉が伝わっているそうだ。
来年11月、アメリカ合衆国第44代大統領が誕生するその時に「MOTTAINAI」という言葉が披露されるか、今から楽しみだ。

おっと、その前に、来年の洞爺湖サミットは「環境サミット」と呼ばれるそうだが・・・。
その時のホスト役である日本の首相は、安倍さんじゃなくて・・・○○さんだろうが、
主役は、ひょっとするとマータイさんになるかも知れない。

講義が終わって、ロビーで真田さんとお話しする機会があったが、同じ道産子として、来年のサミットの話題で盛り上がってしまった。

by dosanko0514 | 2007-09-15 22:37


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