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2007年 09月 22日
映画鑑賞記「ミス・ポター」
鑑賞日:07.09.21 鑑賞場所:シネマ・イクスピアリ

 出版から100年を超え、全世界で1億部のベストセラー!「ピーターラビット
その誕生に秘められた感動の物語

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<ストーリー> (公式HPより一部引用)
 時は1902年、新世紀になってもヴィクトリア朝の封建的な空気が漂うイギリス。ビアトリクス・ポター(レニー・ゼルウィガー)のような上流階級の女性が仕事を持つことなどあり得ない時代だ。しかし、彼女の夢は、幼い頃に湖水地方で出逢った大好きな動物たちの絵に物語を添えて、絵本として世に出すこと。親がすすめる縁談を断り、アーティストとして生きることを目指しているのだ。ついに出版を引き受ける会社が現れ、ピーターラビットと仲間たちの物語は、たちまちベストセラーとなる。
映画鑑賞記「ミス・ポター」_b0070020_1250522.jpg 最初の夢が叶うと同時に、ポターは思いがけない幸せを手に入れる。編集者のノーマン・ウォーン(ユアン・マクレガー)と恋に落ちたのだ。家族の反対を押し切り、ノーマンの姉ミリーに支えられ、生涯を誓い合う2人。しかし、一瞬一瞬がときめきに満ちた初めての恋は、美しい思いでだけを残して、突然消えてしまう。ノーマンへのかわらない愛を胸に湖水地方に移り住んだポターは、悲しみから救ってくれた豊かな自然を守るという、第2の壮大な夢と出逢う・・・。

<感想>
 女性ならずとも世界中の人に愛されているウサギ「ピーター・ラビット」、その写実的な描写には定評があり、作者ビアトリクス・ポターの自然科学に対する造詣の深さが伺える。
そのポターの実像が、映画になって明らかになったことで、この可愛い動物たちがさらに愛らしくなってくる。
 20世紀の初頭のイギリスは、今とはずいぶん違った生活ぶりだったようだ。 階級格差が激しく、違った階級での結婚はほとんでできないみたいだ。
それでも、独身を通してきたポターが編集者のノーマンとの恋に落ち、親の反対に抵抗するところは、彼女の自立した姿がはっきりと出ている。 後の時代の先取りといったところだろうか?
映画鑑賞記「ミス・ポター」_b0070020_12511042.jpg 何といってもこの映画は、ピーターのふるさと、湖水地方の美しい景色のすばらしさを教えてくれる。 ポターはノーマンとの悲しい別れの後、この地に住み、開発業者からこの美しい土地を守るために出版した印税をつぎ込んで土地を取得し、彼女の死後、彼女の土地はナショナル・トラストに寄付された。いかに、この自然を愛していたのかがわかる。
 主役のレネー・ゼルウィガー、自らこの映画のプロデューサーもつとめていて、英国女性ビアトリクスに完全になりきっていた。 
何といっても、ボクが直接握手した唯一のオスカー俳優、レネー・ゼルウィガー。そのときの笑顔が今でも忘れられないのだが、銀幕のレネーは、やはり演技力なのか、違った人に見えた。
<おまけ>
 ポターの生涯はこちらで知ることができる。

by dosanko0514 | 2007-09-22 12:51 | 映画は楽しい


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