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2008年 03月 17日
看過できないチベット問題
テレビニュースから流れる、暴動の映像。
そして、装甲車が行き交う市街地。
チベットのラサ(拉薩)で起きた暴動で、治安部隊が発砲したようだ。

この暴動の背景にあるのは、チベット自治区での中国政府なかんずく漢民族による支配に対する抵抗の歴史にあるようだ。
(Wikipediaから一部引用)
 清国の滅亡以来、中華民国歴代政権は独立国として存在していたチベットを「中国の一部分」だとする主張を行っていたが、北京政権時代は「軍閥の混戦」、南京国民政府時代は対日戦争への対応におわれ、独立を主張するチベットに対し圧力をかけ続けていたものの、本格的な軍事侵略は行なわなかった。
しかし、1949年に国共内戦に勝利して中華人民共和国を建国し、無宗教の社会主義国家を樹立した中国共産党は、「チベットは中国の一部分」とする中国歴代政権の主張を踏襲し、いよいよチベット全土の「侵略」を目指して1950年に中国人民解放軍による軍事行動を発動しチベットを軍事制圧した。その後、中国共産党政府はチベット国民に対する非常に残忍な弾圧や虐殺を繰り返し行なう事でチベットを抑圧支配し続けており、さらに漢人の移民を故意に実行し現在ではチベットにおける漢人とチベット人の人口比率は逆転していると言われている。
改革開放を掲げながら経済は急速に発展し、経済力は世界でも屈指のレベルまで来たが、政治の分野、特に人権に関して言えば、世界でもワースト5に入るレベルにあると思う。(5つの中には、北朝鮮、ミャンマー、スーダン、イランが入っている)
その元凶は、共産党の一党支配。
経済の自由化と言っても表向きであって、共産党員が巧妙に配置されている会社組織にあって、党の方針に逆らうことはできないらしい。 
最も警戒すべきは、人民解放軍の存在ではないか?
この組織は、国ではなく党に属しており、党の幹部の意のままに動くことができる。
アメリカ政府もその軍備支出の増大をひどく警戒しており、近代装備に固めた軍の展開力、持久力は、近隣諸国の脅威であることは言うまでも無い。

今年は北京オリンピックの年。
果たして、この騒ぎは大きな波紋になって、オリンピックを揺るがすことになりはしないかと・・・・、悪い予感がしてならない。

by dosanko0514 | 2008-03-17 09:00 | ちょっと気になる


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